

コラムColum
予防

混合ワクチンについてのおはなし💉
今回は混合ワクチンについてお話をします💉
混合ワクチンとは、
わんちゃんやねこちゃんに
重大な影響を及ぼす伝染病を
注射1本でまとめて予防できるワクチンです。
狂犬病ワクチンとは違い
混合ワクチンは法律で定められた
接種義務はありませんが
混合ワクチンで予防できる伝染病の中には
非常に強い感染力と致死率を
もたらすものもあるため、
あらかじめワクチンで
予防しておくことをおすすめします。
混合ワクチンには種類がありますが、
今回は当院で取り扱いのある種類のみ記載します。
【ワクチンの種類】
当院ではわんちゃんのワクチンの種類が
6種・10種と2種類ありますが
室内飼育で近所のお散歩程度の
外出であれば6種の接種、
キャンプ、山、川、海など
アウトドアに行く、
ドッグランなどほかのわんちゃんと
濃密に接触する場合は10種を
接種したほうが安心です。
【ワクチン接種の注意点】
ワクチンを安全に接種し
免疫を得るには
ワクチン接種前後の管理が大切です。
【ワクチン前の注意】
まず、ワクチンはわんちゃんやねこちゃんの
体調が万全の状態で接種しなければいけません。
食欲、元気がいつも通りあるときにご来院ください。
午前中の接種をおすすめしております。
(理由はこのあとご説明します)
【ワクチン後の注意】
ワクチン接種後に顔の腫れ、
呼吸器症状などまれに
副反応があらわれることがあります。
接種後15~30分ほどは
病院の近くで様子をみましょう。
異常があればすぐにご来院ください。
接種後、半日ほどかけて
あらわれる副反応では
・食欲、元気消失
・下痢、嘔吐
・蕁麻疹 などがあります。
この遅延型アレルギーは
症状があらわれるまでに時間がかかります。
午後にワクチンを打ったあと
しばらくして副反応が出たとき
病院がもうやっていない…
なんてことが起きないよう、
午前中の接種をすすめております。
ワクチン接種後は
・激しい運動、お散歩は控える
・トリミングやシャンプーは
体力を消耗するので2,3日は避ける
・体調に変化がないか注意深く観察する
・安静にする
をお守りください。
わんちゃん、ねこちゃんの
ワクチンスケジュールについて
詳しくは
【猫のワクチンスケジュール】をご覧ください⭐