フィラリア、狂犬病についてのお話(瑞穂市の動物病院あきつ動物クリニック)

2022年03月14日

こんにちは。

最近は冬の厳しい寒さもなくなり、春のあたたかさを感じるようになりましたね。

春はわんちゃんのフィラリアと狂犬病の予防が始まり病院が混雑しますので、お時間に余裕をもってのご来院をお願いいたします。

 

毎年予防について多くの問い合わせがある為、少し詳しくお話します。

 

【フィラリアのお薬について】

まず最初に採血をして、フィラリアの感染がないかを検査キットでお調べしますのでわんちゃんと一緒にご来院ください。

フィラリアの感染がないことが確認できたら病院でお薬をお出しします。

 

Q「フィラリア薬はいつまで飲ませるの??」

A「蚊が飛び始めた翌月~蚊がいなくなった翌月まで」

蚊は暖かくなると活発になるため、4、5月くらいからお薬を飲み始めてください。

3月に蚊をみかけたら4月から投薬スタートとなります。

寒くなる11月くらいまで毎月1回投薬してください。

例えば11月30日に投薬したあと、12月に蚊をみかけたら12月末にも投与してください。

 

フィラリアのお薬は「蚊に刺されない薬、飲めば1ヶ月持続する薬」ではなく「1ヶ月前に感染したフィラリアを駆除する駆虫薬」です。

飲み忘れて知らない間に感染していた、なんていうことがないよう毎月必ず投薬してください。

カレンダーなどに投薬日を書いておくと分かりやすいですねφ(•)

フィラリアは毎月投薬すれば100%予防できる病気ですので飼い主様が毎月フィラリアからわんちゃんを守ってあげましょう。

お薬にも様々な種類があり体重によってサイズも異なるため、お薬についてのご相談は直接ご来院いただきますようお願いいたします。

 

 

【狂犬病ワクチンについて】

狂犬病の予防接種は役所に登録がある場合、役所からお葉書が届くので届いたお葉書をご持参ください。

葉書があるとスムーズに受付が行えます。

 

Q「狂犬病ワクチンの接種は予約が必要ですか?」

A「当院では予約は必要ありません」

しかし、わんちゃんの体調が悪い場合は接種をご遠慮ください。

健康状態に問題のないときにお願いいたします。

 

Q「狂犬病ワクチンのあとシャンプーはできますか?」

A「ワクチン接種後、1週間は控えてください」

シャンプーやトリミングはわんちゃんの体力を消耗するので念のため1週間は控えましょう。

 

Q「狂犬病ワクチンと混合ワクチンは同時に接種できますか?」

A「狂犬病ワクチンと混合ワクチンの同時接種はできません」

狂犬病ワクチンを先に接種した場合、混合ワクチンとの間隔は1~2週間あけてください。

混合ワクチンを先に接種した場合、狂犬病ワクチンとの間隔は1ヶ月あけてください。

 

狂犬病は法律で接種が義務付けられています。

わんちゃんと我々人間の健康を守るために毎年接種を行いましょう。

 

以上予防についてのお話でした。

その他に分からないことがあればお気軽にご相談ください(^^♪