バレンタインデー(岐阜県瑞穂市あきつ動物クリニック)

2022年02月14日

本日2月14日はバレンタインデーです(⋈◍>◡<◍)。✧♡。

家族、友達、恋人、職場の方に日頃の感謝を込めておうちでチョコを作ったという方も多いのではないでしょうか?

そんな特別なバレンタインデー、我々人間には害のない美味しいチョコレートですが、皆様知っての通りわんちゃんやねこちゃんにとっては食べてはいけない危険な食べ物です!

今日はチョコレートの危険性についてお話をします。

 

☆なぜわんちゃんやねこちゃんはチョコレートを食べてはいけないの??

それは中毒症状を引き起こしてしまうからです。

チョコレートにはテオブロミンやカフェインという有毒成分が含まれています。
人間はこれらを素早く分解することができますが、わんちゃんやねこちゃんはこの成分を分解する能力が乏しいため、有毒成分が体内で蓄積し中毒症状を引き起こしてしまいます。

チョコレートの種類や摂取量、動物の体重などにより危険性は異なりますが、チョコレートを摂取すると嘔吐や下痢をはじめ、進行すると活動行進、多尿、震え、痙攣発作が認められ最悪の場合死に至ります。

 

☆チョコレートを誤って食べてしまったらどうすればいいの??

チョコレートは胃の中に残りやすいため、摂取後3時間以内であれば催吐処置を実施します。
これはお家だと難しいので必ず動物病院へ行きましょう。
少量の誤飲だと動物病院へ行くか迷われる飼い主様も多いかもしれませんが、念のため受診をおすすめします。

受診した際にチョコレートをどのくらい食べたか、どんな種類・銘柄か、どのくらい前に食べてしまったかを詳しく話しましょう。
食べてしまった後のゴミが残っていればそれも一緒に持っていきましょう。

 

☆チョコレートの種類

チョコレートの種類により有毒成分のテオブロミン含有量が異なります。
最も多いのがダークチョコレートで最も少ないのがミルクチョコレート、ホワイトチョコレートです。
ダークチョコレートのテオブロミン含有量はとても多くごく少量の摂取でもわんちゃんやねこちゃんにとっては有毒です。
ミルクチョコレートやホワイトチョコレートは甘くて美味しいので万が一口にした際は過剰摂取の危険があります。
パンやアイスにもチョコが含まれているものが多いので手の届かない場所に置きましょう。

 

以上のことからわんちゃんやねこちゃんにはチョコレートを与えないようにお気を付けください(>_<)
お家でチョコレートを作る際はあと片付けをするまでしっかり注意しましょう。
台所まわりは美味しいものがあることを知っていますからね。

わんちゃんやねこちゃんには専用の美味しいおやつがありますので人の食べ物はなるべく与えないようご注意ください!

では皆様よいバレンタインを💝